妊娠中のスモークサーモンとの付き合い方
日本マタニティフード協会
妊活や妊娠をきっかけに日々あまり考えずに選択していた「食事」の1つ1つが気になってくるという方も多いと思います。
今回は、そんな中で、スモークサーモンとの付き合い方の目安をご紹介していきます。
※この記事は管理栄養士が監修しています。
妊娠中のスモークサーモンの摂取
スモークサーモンはNGです。
時期 | オススメ度 |
---|---|
妊娠初期 | × |
妊娠中期 | × |
妊娠後期 | × |
オススメ度の理由
スモークサーモンは十分に加熱されておらず、リステリア菌感染のリスクがありますので、注意が必要です。
妊婦、高齢者や免疫機能が低下している方(抗がん剤治療中やHIVエイズの方など)は、少量のリステリアでも発症し、敗血症や髄膜炎など重篤な状態(リステリア症)になることがあり、海外では死亡例も確認されています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000055260.html
特に、妊婦が感染すると、リステリアが胎盤や胎児へ感染し、流産や生まれた新生児に影響がでることがあります。
(平成22年、アメリカでカンタロープ(メロンの一種)を原因食品とするリステリア食中毒が発生し、33名の方が亡くなられました。また、患者の多くは60歳以上でしたが、1名の女性患者は流産したと報告されています。)
参考リンク
厚生労働省「リステリアによる食中毒」
厚生労働省「これからママになるあなたへ 食べ物について知っておいてほしいこと」
厚生労働省「妊娠中と産後の食事について」
この記事のライター
山本一樹
一般社団法人日本マタニティフード協会 代表
妊産婦食アドバイザー
一児の父。オーガニック系の小売店やECサイトを運営しながら、大手食品会社の新規事業立ち上げサポート、WEBマーケティングに関するコンサルティングなどを経て、妻と共に一社)日本マタニティフード協会を立ち上げる。
マタニティフードマークを日本に普及しながら、妊産婦さん中心のコミュニティを形成し、100人以上のママさん達と様々なプロジェクトを実施中。