妊娠中の卵・生卵との付き合い方
日本マタニティフード協会
妊活や妊娠をきっかけに日々あまり考えずに選択していた「食事」の1つ1つが気になってくるという方も多いと思います。
今回は、そんな中で、卵・生卵との付き合い方の目安をご紹介していきます。
※この記事は管理栄養士が監修しています。
妊娠中の卵・生卵の摂取
卵は問題ありません。
時期 | オススメ度 |
---|---|
妊娠初期 | ◎ |
妊娠中期 | ◎ |
妊娠後期 | ◎ |
生卵は注意が必要です。
時期 | オススメ度 |
---|---|
妊娠初期 | ▲ |
妊娠中期 | ▲ |
妊娠後期 | ▲ |
オススメ度の理由
生卵は「サルモネラ菌」の感染源となる食材の1つなので、生では食べないように気をつける必要があります。
生卵やサルモネラ菌を避けていただく理由は、食中毒のリスクがあるからです。
食中毒になると、腹痛、下痢、発熱、嘔吐などの症状が出て、重症化すると意識障害や脱水症状になってしまうこともあります。
基本的には、赤ちゃんに直接影響するというよりは、母体の体調が著しく悪化すると妊娠の経過などに悪い影響を及ぼす可能性があるので注意が必要です。
逆に、火の通った卵や調理されたものは、タンパク質や様々な栄養素の観点からオススメです。
参考リンク
厚生労働省「妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針~妊娠前から、健康なからだづくりを~解説要領」
厚生労働省「妊娠中と産後の食事について」
この記事のライター
山本一樹
一般社団法人日本マタニティフード協会 代表
妊産婦食アドバイザー
一児の父。オーガニック系の小売店やECサイトを運営しながら、大手食品会社の新規事業立ち上げサポート、WEBマーケティングに関するコンサルティングなどを経て、妻と共に一社)日本マタニティフード協会を立ち上げる。
マタニティフードマークを日本に普及しながら、妊産婦さん中心のコミュニティを形成し、100人以上のママさん達と様々なプロジェクトを実施中。