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【事例紹介】25年の研究知見×奈良の資源。ママ特化の戦略で信頼に繋がったbe oneself

aya.tsuchiya@maternity-food.org

「子どもを優先して、自分のケアはいつも後回し……」 そんなママたちの切実な声に、25年の研究キャリアと故郷・奈良への想いで応えるブランドがあります。

 今回は、自然由来100%のオールインワンジェルを展開する「be oneself」代表の市川裕康さんにお話を伺いました。研究者としての矜持と、父から受け継いだ農業への情熱。それらがマタニティフード協会との出会いによってどう結びつき、形になったのか。その歩みを紐解きます。

企業プロフィール
be oneself 代表 市川 裕康
設立:2024年
事業内容:奈良県産の農産物を活用した自然由来100%の化粧品企画・開発・販売。および、25年の研究開発キャリアを活かした化粧品開発コンサルティング。


「これ、本当に届いてる?」研究者としての葛藤と、父の遺した農地

 私はもともと、25年以上にわたって化粧品や化成品の製品の研究開発にどっぷりと浸かってきました。数えきれないほどの製品を作ってきましたが、ずっと心にトゲのように刺さっていた問いがあります。「この化粧品は、本当に必要としている人に届いているんだろうか?」という自問自答です。

 その答えを探した先で見つけたのが、このオールインワンジェルでした。

 ヒントをくれたのは、故郷・奈良の景色です。私は農家の息子です。父が一生懸命守ってきた田畑でしたが、私は継ぐことができないまま、父が亡くなりました。主を失って荒れていく農地を目の当たりにしたとき、胸が締め付けられるような思いがしたんです。

「奈良の農業のために、自分にできることはないか」

 そう考えたとき、これまで磨いてきた化粧品開発のスキルと、奈良の農産物がパズルのピースのようにカチッとはまりました。

スイカ農家の手は、なぜ美しいのか

 きっかけは、奈良に古くから伝わるエピソードでした。奈良は、全国のスイカ種子生産量の約80%を占める一大産地。農家の間では「スイカ農家の手はスベスベしている」と有名なんです。


 スイカに含まれる「シトルリン」やアミノ酸が、肌を潤してハリを与えてくれることがわかりました。農家の息子として育った私にとって、これは単なる豆知識ではありませんでした。「これを現代のスキンケアに形を変えて、みんなに届けたい」——その想いは、誰よりも強かったと自負しています。

 いま、このジェルには奈良県明日香村の「古都華(ことか)」イチゴや、下市町産のスイカのエキスを配合しています。産地も、育てている人の顔も全部わかる。そんな奈良の恵みを凝縮しました。もちろん、パラベンやアルコール、合成香料などは一切使わず、自然由来100%。25年間の研究者人生と奈良への愛をすべてつぎ込んだ、私自身が一番信頼している処方です。

マタニティフード協会で見つけた「本当に届けたい相手」

 以前は「忙しい女性全員」をターゲットに考えていたのですが、活動する中でハッとさせられました。一番自分を後回しにしているのは、出産前後のママたちではないかと。

 お風呂上がり、自分の肌を潤す暇もなく子どもの着替えや寝かしつけに追われ、気づけば自分はカサカサのまま寝落ちしてしまう……。そんな毎日を過ごすママたちにこそ、「鏡を見て、ちょっと元気になれる瞬間」を届けたい。

 子どもや家族を一番に想うからこそ、ママ自身の肌だって、ちゃんと大切にしてほしいんです。疲れた顔で頑張り続けるより、鏡を見て少しだけ嬉しくなれる。その小さな喜びが、明日の活力になると信じています。

 その想いを形にする場として、マタニティフード協会は最高のパートナーでした。意識の高い親御さんが集まるコミュニティはもちろん、有明の「Tokyo Family Marche」で実際に手に取ってもらえるのが大きかった。テクスチャーの心地よさは、やっぱり肌で感じてもらわないと伝わりませんから。

忙しすぎるママ・パパに選ばれる「3つの理由」

 ありがたいことに、特に忙しい親御さんたちから支持をいただいています。理由はシンプルです。

  1. 1本で完結する「本当の時短」 洗顔後にプッシュするだけ。化粧水からクリームまで1分で終わります。
  2. 子どもと一緒に使える安心感 100%自然由来なので、デリケートな肌の子どもと一緒に使えます。
  3. 妊娠中からずっと寄り添える 肌が敏感になりやすい時期も、育児でボロボロな時期も、変わらず使い続けられます。

 2025年には「まなびアワード」の美容部門をいただいたのですが、研究者として積み上げてきたものが、ようやく必要としている誰かの手に届いたんだと実感できて、本当に嬉しかったですね。

店舗販売によるテストマーケティング|現場の声から伝わる、成分への信頼と驚き

 店舗では、成分の背景にあるストーリーに興味を持ってくださる方が多いですね。「奈良のスイカ農家の話、本当なんですか?」と聞かれるたび、商品を通じて奈良の農業そのものを受け取っていただけているようで、胸が熱くなります。

 プレママさんからは「妊娠中でも安心して使えるものを探していた」、産後のママさんからは「これ1本でケアできるので本当に助かる」といった切実な声が届きます。「ベタつかずにスッと馴染む」という使用感へのこだわりも、妥協せずに追求してきて本当によかったと感じる瞬間です。

モニター投稿による口コミ|「自分に戻れる1分間」を支えたい

 モニターの方からの投稿では、まずイチゴとスイカという成分への驚きの声が多かったことが印象的でした。

「スイカ農家さんの手がスベスベというのは知らなかった!」「イチゴとスイカが入っているというのが面白い」といった反応とともに、成分への関心からブランドのストーリーへと興味が広がっていく様子が、投稿を通じてよく伝わってきました。

 そんな中で、「寝かしつけの後、ぐったりしながらもこれだけは塗るようにしている」

 くたくたに疲れた毎日。それでも、自分の肌だけは大切にしようとしてくれている。 そのわずか1分のスキンケアが、ママたちにとって「一人の自分に戻れる瞬間」になっているのだとしたら。このジェルを作って、本当によかった。心からそう思えた瞬間でした。

 父が愛した奈良の土地を、化粧品という形で未来へつないでいく。そして奈良の恵みを、全国の家族の笑顔に変えていく。それが、今の私の何よりの原動力です。

今後の展望|奈良発の「内外美活」を全国へ


「mashichoi」さんとの共同で取り組んでいる「青汁ブランド×be oneselfオールインワンジェル」

 これから特に力を入れていきたいのが、同じ協会に加盟している奈良発の青汁ブランド「mashichoi」さんとの取り組みです。

「子どもに安心して飲ませられる青汁」を作る彼らと一緒に、「体の中と外、両方から整える(内外美活)」を提案しています。朝、青汁で体の内側を整え、夜、ジェルで肌を労わる。そんな、シンプルで無理のない習慣を、一人でも多くのママたちに届けていきたいと考えています。

マタニティフード協会への加盟を検討されている皆様へ

 確かな技術と地域への想いが、マタニティフード協会という「場」を通じて、本当に必要としている方々と結びついたプロセスそのものです。

 一人ひとりのママやパパに寄り添い、共に課題を解決していく。その志を同じくする企業が集まるこの場所では、単なる販路拡大を超えた、深い「共創」が生まれます。

 私たちの挑戦に共感し、共に新しい価値を届けていけるパートナー企業様を、心よりお待ちしています。奈良の恵みがママたちの笑顔に変わったように、皆様の想いも、きっと誰かの支えになるはずです。

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