【マタニティ体験談】2歳児のママ 小川さん
妊産婦の皆さんの「食事」や「心身の変化」に関する様々な体験談をお届けする企画『十人十色マタニティ奮闘記』。
これからマタニティ期を迎える方にとっては「人それぞれいろんな経験があるんだ」と参考になったり。マタニティ期の方にとっては「悩んでいるのは私だけじゃないんだ」と少し気が楽になったり。パートナーをはじめご家族の方にとってはマタニティ期に女性が経験する様々な変化を学ぶ機会になったり。
この企画を通して、そんなキッカケを提供できたら嬉しいです!
さて今回は、当協会のアンバサダーであり、ご自身で管理栄養士としても活動されている小川友理さんへインタビューした模様をお届けします。
いかに楽に栄養を摂るかを常に考えていました
妊娠中、食事に関して大変だったことや気をつけていたことはありますか?
つわりの時期はずっと口の中が気持ち悪かったので、仕事の合間にレモンスカッシュや三ツ矢サイダーの飴をよく舐めていました。
つわりが落ち着いてからは食の好みが変わってしまって、白米の匂いがダメになっちゃったので丼ものにしないと食べられなかったり、ご飯よりパンが食べたくなったりしていました。その中でもビビンバや親子丼とかで野菜やタンパク質を摂ったり、パンも甘い系じゃなくてサンドイッチにしたりと栄養が摂れるものを心がけました。でも手が込んだものを作るのはしんどいので、具沢山スープや余った野菜で卵とじうどんにしちゃうなど、いかに楽に栄養を摂るかを常に考えていましたね。
あと私は甘党なので妊娠中も甘いものはやめられなくて(笑)とりあえずホットココアを飲んで気分を落ち着かせたり、間食は1日200Kcalまでと決めて「チョコをたくさん食べたいから飲み物はお茶にしよう」「甘い飲み物を飲んだからおやつは減らそう」みたいな感じで調整していました。て助かりました。
ようやく身体が戻ってきたのは1歳の卒乳後(汗)
体調面で大変だったことはありますか?
つわり中はずっと体力が奪われている感覚でしたし、食事直後は眠すぎて動けないこともありました。でも、一番大変だったのは出産前後ですね。
33週目に陣痛に近い間隔でお腹の張りが来ているとのことで急遽入院となり、しばらく点滴や薬で様子を見て退院できたと思ったらその日の夜中に破水して(汗)37週目0日だったので赤ちゃんもまだ少し小さくてうまく降りてこられず、子宮口全開から2時間以上経っても産まれなかったので助産師さんがなんとか引っ張り出してくれて無事に出産できたという感じです。
でもその時の傷が大きかったので身体が回復するまでに2〜3ヶ月かかると言われて心配でしたし、少し落ち着いてきたと思った頃に乳腺炎やコロナになってしまったりと、しばらくは落ち着く暇がなかったですね…。
ようやく身体が戻ってきたなと感じたのは息子が1歳で卒乳した頃でした。だるさがなくなったり気分も落ち込まなくなったりと、前より元気になった感覚がありました!授乳している頃は気づかなかったですが結構エネルギー使ってたんだな〜と思います。
友達と趣味の存在がストレス発散の大きな支えに!
メンタル面でも変化したことや大変だったことはありますか?
産後はほぼワンオペで、息子と2人きりで過ごす中でやっぱり友達と話すって大事だな〜と何度も実感しました。コロナ禍だったので外で会うことはなかったですが、出産お祝いを渡しに短時間でも会いに来てくれたり、LINEやインスタでやり取りしたりと友達に救われました。
あとは昔から歌うことが好きだったので家の中で思いっきり歌うのもストレス発散になっていました(笑)
「31週目でサーティーワン食べる」みたいなご褒美イベントが増えたらいいな
マタニティ期のサポートについてこんなのがあったらいいな〜と思うことはありますか?
両親教室など父親も沐浴や着替えの練習を通して親としての自覚を育める機会が増えるといいな〜と思います。行政がやっているやつに1回だけ参加したことがありますが人数が限られていたり開催頻度が少なかったりしたので、もっと民間企業でもやってもらえたらなと。
あとは、ねんねコンサルタントなどの専門家の存在を知れたり気軽に繋がれたりする機会も大事だと思います。私は妊娠前にインスタきっかけでねんねコンサルタントの方とお知り合いだったので、産後に子どもが1時間おきに起きてしまう時期も相談に乗ってもらって改善できましたが、もしもねんねコンサルタントの存在を知っていなかったら「これが普通なのかな」とか「自分が耐えるしかない」とか思って、1人で乗り切ろうとしていたかもしれません。
子育て中は孤独になりがちなので困った時に専門家に頼れる場所がもっと身近にあれば心強いです。
食事に関しては、周りのママさんがやっていて私も真似したんですが、31週目になった時にサーティーワンを食べました(笑)週ごとじゃなくても「⚪︎ヶ月になったらこれを食べてお祝いしよう♪」みたいなイベントがほかにもあったらご褒美をもらう感覚で楽しく週数を重ねていけますし、旦那さんが奥さんへプレゼントするいい機会にもなるんじゃないかと思います。
栄養にこだわっている食品メーカーさんも多いと思うので、こういうイベントと絡めて妊娠時期に応じたおすすめ商品をPRしてくれたら食事選びも楽になりそうです!
小川さんの貴重なご経験が参考になったり、楽しいアイディアに共感したりするママさんはきっと多いと思います!本日は貴重なお話をありがとうございました。
今回お話を聞いた小川友理さんのご紹介
管理栄養士/栄養教諭の資格所持。2021.6第一子出産。栄養素の知識がありながらも、妊娠期の食事には悩みながら生活を送る毎日。マタニティフードマークが広がれば、そんな悩みが解決され、快適に妊娠期を過ごすことができる!素敵な取り組みだと感じアンバサダーに。現在Instagramでは、子育て中のママ向け時短簡単料理を発信している。
引用:マタニティフード協会HP|アンバサダー紹介ページ
小川さんのご活躍は、こちらをチェック!
※本記事は個人的な経験や体感をベースとして作成したものであり、マタニティフード協会としての公式見解という意味合いはございません。
産前産後の食においてもさまざまなスタイルがあることを知っていただき、その多様性が受け入れられ、結果として妊産婦さんの食に関わるストレスや悩みが理解されていくことを目的として発信しております。
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日本マタニティフード協会は「食の面から妊産婦さんが安心して出産・育児できる環境づくり」のために活動している一般社団法人です。
具体的には、妊産婦さんが控えるべき食材・成分等が含まれていない市販食品や飲食店のメニューに対して「マタニティフードマーク」を付与し、マタニティ期(妊活中、妊娠中、授乳中)にある女性が安心して食事を楽しめる環境づくりに日々励んでいます。
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